筆者自身も、保育士や子育てアドバイザーの知識や経験があるとは言え、子育てのプロフェッショナルというわけではない。(そもそも子育てのプロフェッショナルってどんな人なのかという話もあるが…
日々わが子の育児に四苦八苦している中で、分からないことや迷うことがあり、本やらネットやら調べてみたり、友人や知人に相談したりして、知識と経験を蓄積しているのだが、改めて感じたことが2つある。

まとまった情報がなく、ノイズが膨大

一つは、「子育てのことを体系的に学べる機会は極めて少ない」。(いや、けっこう調べてもないので、これはもう「ない」と言っていいのかもしれない。)
もう一つは、「ノイズが多すぎる」ということ。
情報が氾濫しすぎていて、よっぽどの高度の情報収集能力や取捨選択能力がない限り独力で学ぶには限界があるし、信頼できる情報源がまとまっている素敵なところなんてないので、探すのに一苦労である。

ベストアンサーでなくてもよいので、だいたいこのあたりを見ておけば間違いがない、という情報がまとまっているところがないかなぁ~と思ったが、やっぱりないので、自分で作るしかないと思ったのが、協会をたちあげた理由の一つでもある。

子育てが始まると、とにかく時間が足りなくなる。

新生児期は、3時間おきにやってくる授乳/ミルクとおむつ替え、着替えや沐浴、そしてぐずったらあやすという、ルーチンをこなすだけで、体力の大半を使い果たすことになる。

首もすわって、授乳回数も減ってくる半年頃にようやく少し落ち着いたかな、などと感じたかと思えば、今度は夜泣きをしだす、そして始まる離乳食…気が付けば寝返りをうち、ハイハイができるようになり、今度は目が離せない。

そう、一日は短く、時間はとにかく足らないのである。

子育ては情報戦、信頼できるメンバーとチームを作って乗り切ろう!

しかし、非常に辛いことに、日々訪れる新しいこと、分からないことに対して、

WEBで検索すれば、かなりの確率でまとめサイトが上位に表示され、およそ正しいとは言えないことが平然と書かれていたりする。

ホントはどうなんだろうと、実際に子育てしている人のブログを見れば、十人十色でどれを参考にしていいか分からない。

お医者さんや心理学者といった専門家でさえ、偏った自論やエビデンスのない推論を事実であるかのように発信している方も多く、誰を信用してよいのか分からない。

といった状況が現代であり、とにかく情報を取捨選択するのがしんどい。。。

幸運にも、信頼できたり考え方の近いママ友やパパ友、知人、ブロガーさん、などと巡り合えている人は、自分ひとりの力ではなく、みんなの力で、情報収集できるが、そのような環境にいない人にとっては、孤独な闘いを余儀なくされる。

まとめると、子育てするには、最良の情報じゃなくてもいいから、間違えではない情報や、良質な情報へアクセスするための地図が示された、プラットフォームが必要だと思う。

協会では、そのような想いをもって、有識者や実際に苦労して子育てをした先輩パパママが日々情報を集めて、余分な情報をろ過し、子育て真っ最中のお母さんお父さんへ届けていきたいと思う。

自分一人ではなく、それぞれの家庭でもなく、親戚や友人知人、地域の人や、SNSで繋がった人、ブロガーさん、などなど、みんなで子育てする環境を構築していくと、子育てはどんどん楽に、どんどん楽しくなっていきます。

”子育てしている人は皆戦友”をスローガンに、協会は一つ一つの家庭に合ったチーム作りをお手伝いしていきたいと思います。